地域の伝承と資料

森に入り、家を訪ね、帰ってくる。

森や水辺、暮らしの境界に現れる存在をたどる。

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月を見上げながら丸太の上で樹皮の靴を編む、若い白髪の男として描いたレーシーの再構成
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資料と物語の案内

資料から、物語をたどる。

森の道で靴を編む男と、森の家で仕事を課す老女。今回はRalstonの英訳に掲載されたロシアの昔話を入口に、人が森の奥へ入り、村へ戻るまでを読みます。怪物の能力を並べるより、出会いの違和感、助ける者、戻れない場所に注目します。

レーシーは一つの話に現れる白髪の男を中心とします。バーバ・ヤーガは猫の助けで逃げる話と、人形の助けで仕事を終えるヴァシリーサの話を比較します。本文の出来事、訳者がまとめた説明、訳者の注に挙がる原資料を区別しました。

「スラヴ・東欧」は図鑑の広い分類で、今の収録が東欧全域の伝承を代表するわけではありません。今回直接確認したのは英訳の掲載版です。原文の校合や他地域の異伝は、資料を確保してから拡充します。図版の顔・衣服・森の配置は想像を含む再構成です。

LESHY

レーシー

レーシーはロシアの森の異類です。この記事で読むRalstonのThe Léshyでは、白髪なのに若く見える男が、丸太に座って樹皮の靴を編み、月に声をかけています。人を森へ連れ去る話ですが、角や樹皮の身体を持つ巨人としては描かれていません。

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BABA YAGA

バーバ・ヤーガ

バーバ・ヤーガは、ロシアの昔話に現れる超自然的な老女です。臼に乗り、杵で進み、箒で跡を消す姿が語られます。この記事では、猫などの助けで逃げるThe Baba Yagaと、人形の助けで仕事をこなすVasilissa the Fairを分けて読み、家や役割を一つの固定設定にまとめません。

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