AMMIT
アメミット
アメミットは、古代エジプトの死者の心臓の計量に関わる、食らう存在です。ワニ・獅子・カバを組み合わせた姿で知られます。アニの死者の書の掲載英訳では、正しいと認められたアニに対して力を振るえないとされます。裁く神々と、その判定の場で待つ存在を分けて読むことが大切です。

ワニの頭、獅子の前部、カバの後躯を持つ存在が、心臓の計量を待つ。大蛇が、太陽の舟の道を塞ぐ。どちらも恐ろしい姿ですが、アメミットとアポピスは同じ仕事をする怪物ではありません。誰が何を守り、どんな文書で語られるかを入口にします。
アメミットはアニの心臓への呼びかけと、正しいと認められる結末を読む。アポピスは太陽の舟、猫が蛇を退ける挿絵、神殿で日々行う文書を読み分ける。掲載英訳の本文、訳者の注、博物館の解説、研究コーパスの転写と訳はそれぞれの範囲を示しました。
「アフリカ」は広い地域の索引です。現在の二記事は古代エジプトの資料を対象とし、大陸全体の文化・宗教・伝承を代表しません。原写本の実見や全時代の異伝の校合は今後の拡充範囲。図版も出土品の写真や古代壁画の複製ではなく、身体と役割を説明する新しい再構成です。