地域の伝承と資料

姿の向こうに、どんな世を願ったか。

古典や美術に現れる姿と、その意味の変化を探る。

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鹿に似た体、牛の尾、一角を持つ麟が林の縁に静かに立つ再構成
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資料と物語の案内

資料から、物語をたどる。

一角を持つ獣と、五彩の鳥。どちらも華やかな吉祥の絵だけで語れる存在ではありません。獲麟に際する孔子の悲嘆と、鳳皇の身体に対応する徳の語を読み、形の記述が人の世への問いをどう含むかをたどります。

麒麟は爾雅・公羊伝・礼記、鳳凰は山海経・爾雅・礼記を入口にしました。短い経文とそれを解く伝、本文と注、辞書と美術作品では目的が違います。後世の補子は、姿だけでなく着用者の身分を表す衣服の文脈で読みます。

「中国・東アジア」は図鑑の広い分類です。今の収録は中国の掲載古典本文と明・清の所蔵品解説を対象とし、日本・朝鮮半島など全地域の図像を代表しません。掲載版の底本の特定と古刊本の直接校合は拡充項目として残し、図版の想像部分を記事内に明記しました。

QILIN

麒麟

麒麟は、中国の古典や美術で徳や秩序と結び付けられる不思議な獣です。この記事は『爾雅』の麟の姿、『春秋公羊伝』の獲麟、『礼記』の四霊を読み、姿の説明・捕獲への悲嘆・後世の官服の文様を別の資料として紹介します。

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FENGHUANG

鳳凰

鳳凰は、中国の古典や美術に現れる鳥の存在です。『山海経』の丹穴の段落では鳳皇と記され、鶏に似た五彩の姿、五つの徳に対応する文、歌と舞、天下の安寧が語られます。この記事はその本文を中心に、辞書の呼称と礼・美術での表現を読み分けます。

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